【MATLAB】R2020aから追加されたFigureを画像として保存する関数

今までは、MATLABで出力結果を保存するためにMatlab File Exchangeにて共有されている”export_fig”を使うことが一般的でした。

それが今回、MATLAB 2020a にて公式関数がやっと追加されました。

使い方も簡単で、exportgraphics(obj, filename, Value)で使うことができます。

例えば、”jpg”で出力画像を保存したいならば以下のコマンドで行えます。

obj = gca;
exportgraphics(obj, 'output.jpg')

しかも、ファイルフォーマットは以下の6種類も対応しています。(export_figも可能だけど)

File FormatFile Extension
Joint Photographic Experts Group (JPEG)jpg
Portable Network Graphics (PNG)png
Tagged Image File Format (TIFF)tif
Portable Document Format (PDF)pdf
Enhanced Metafile for Windows® systems only (EMF)emf
Encapsulated PostScript® (EPS)eps

特に、”pdf”や”emf”、”eps”は、フォントの埋め込み保存が以下で可能です。(export_figも可能だけど)

exportgraphics(obj, 'output.pdf', 'ContentType', 'vector')

まぁ、ここまでは”export_fig”で良くない?と思うかもしれません。

一番便利な点は、画像の背景色を自由に変更できることです。

例えば、背景を黒くしたいならば、以下のようなコマンドで可能です。

exportgraphics(obj, 'output.pdf', 'BackgroundColor', 'black')

もちろん、その他の色も設定が可能です。

また、dpiも設定が可能なので十分に便利な関数だと思います。


これからは、”exportgraphics”に乗り換えていこうかなと思ってます。

もし不便な点が見つかったら報告します。

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