Windows環境にPython環境をインストールする方法をメモとして残していこうと思います。私も今回、Pythonを使うのは初めてなので分かる範囲でしか書いていません。
今回はAnacondaを使って環境を構築していこうと思っています。Anacondaとは、Pythonのopen source distribution[1]です。詳細については、他のサイトを参照してください。
Anacondaのインストール
まず初めに、Anacondaをここからダウンロードします。ここでは、Windows向けに配布されているPython3.7 versionの64bit版をダウンロードします。
ダウンロードした実行ファイル(.exe)を実行することでインストーラーを起動します。後は、インストーラーに従うことでインストールできます。
AnacondaによるPythonの仮想環境を構築
AnacondaをGUIで用いるために、Anaconda Navigatorを起動します。これは、Windowsのスタートメニューの「Anaconda」フォルダから起動することができます。
起動後、次の画面の「Environments」をクリックします。

「Create」をクリックして、新しいPython環境を作りましょう。
ここでは、Name:py37としてPythonのバージョン3.7の環境を作成(「Create」をクリック。)します。

次に、作成した環境の名前の隣にある再生ボタン(横▲みたいなの)をクリックします。そこから,Open Terminalをクリックします。
このターミナルから「conda」コマンドによって任意にパッケージをインストールしていきます。パッケージのインストールについては、後に説明します。
統合開発環境エディタPycharmを使う
今回、エディタとしてPycharmを用います。PycharmはここからCommunity版をダウンロードします。
ダウンロードしたインストーラーを実行します。基本は、インストーラーに従えばいいですが、「Create Association」の「.py」だけチェックを付けました。これはpythonで書かれたスクリプトの拡張子に関連付けを行うためだと思います。
インストールが完了したら、起動します。
「Create New Project」から新しいプロジェクトを作成します。

ここで先ほどのAnacondaで作成した環境「py37」のパスを設定します。
「Existing interpreter」から右端にある…をクリックし、「Conda Environment」を選択する。
「Interpreter」の右にある…をクリックし、「C:\User\user_name\Anaconda3\envs\py37\python.exe」を選択します。
ここまでできたら、「Create」をクリックする。これでプロジェクトを作成できました。
このAnacondaの環境へのパスを設定し忘れた場合、[File]-[Setting]-[Project: project_name]-[Project Interpreter]から設定をすることが可能です。
画像を表示するプログラムを書く
サンプル画像「Lenna.bmp」を表示してみます。
今回は、matplotlibによる方法です。以下にサンプルコードを貼ります。
import matplotlib.pyplot as plt
import matplotlib.image as mpimg
img = mpimg.imread('.\Lenna.bmp')
plt.imshow(img)
plt.show()
次回は、OpenCVによる表示を行います。